【情報提供】うさネットQ&A
抱っこは基本的に嫌いです。無理強いだけは避けましょう。
うさぎは弱い立場の動物です。
抱っこ(捕まる)=恐怖感(食べられる) と結びつくため、苦手だということをまず理解しましょう。
抱っこの苦手の度合いは種類と言うよりも、個体差です。
その仔の個性を見極めて、どのように接触してゆくか考えて下さい。
どんなに努力しても、「抱っこが大嫌い」な仔はいます。
個性と受け止めてあげましょう
同性同士(オスのうさぎと男の飼主)の場合も抱っこ嫌がること多いです。
まず、うさぎを抱く前に、飼主との間に信頼関係を作ることが大切です。
おやつ(天然ドライパパイアや乾燥にんじん等)を小さく切ったものを用意し、うさぎの鼻先に差し出してニオイをかがせ、ちょっと離れ、座った状態で、名前を呼びます。
うさぎが近寄り、膝に乗って、完全に乗り切ったらおやつを与えます。コレをしばらくの間繰り返していると、おやつがなくても、呼ばなくても、人間を怖がらず膝に不意に乗ってきたりします。(乗って来ない仔もいます)
膝になかなか乗らない場合は、近くに来た時点でまず良しとしましょう。
撫ぜ撫ぜして、安心させ、スキンシップをとり、時間をかけて信頼関係を作ります。そして上記のように膝に乗せるように仕向けていくのが良いと思います。
《ここからの抱っこの方法は参考例です》
上記の方法で 人を怖がらなくなったら、うさぎが乗っている側の人間の腕をうさぎの横にあてがい、手の平でお尻を支えます。(あてがうだけ)反対の手をうさぎの背中に当てたら、体を前に傾けて、うさぎの顔を腕の脇に突っ込ませます。(目隠し抱っこといいますが、うさぎが一番安心する抱き方です)息苦しくないように、鼻と口を反対側にちょっと出せる程度のスキマをあけましょう。(写真)
床から直接抱っこする場合も、人間の腕全体で、うさぎを包むように迎えて小脇に入れます。
抱っこしたら、うさぎの足を人の手に置くと「ピョン」と跳ねるので、うさぎのお尻を人の手で支えるのが安全で、うさぎも安心するそうです。
必ず座って行ってください。
うさぎの背骨が地面に対して垂直になるような抱っこの方法は、骨に負担がかかりやすくなります。そういう抱っこを長時間してはいけません。
耳をつかんだり、首根っこをもったり、腕を持ち上げるなどの抱っこはしないで下さい。
万が一のことも考えて、小脇に抱える感じの抱っこから慣らしてゆくようにしましょう。
うまく抱えられたときは、撫で撫でして、気持ちよくしてあげましょう。 「抱っこは気持ちいい」と学習します。
ここまでを暴れずできるようにしてみて下さい。
骨が弱いうさぎは、折れやすい上に治りが悪いので、骨折させてはいけません。
それと、ケージに戻すときなどに、無理やり抱っこして戻すと、「抱っこされると戻される
」と悪いイメージを持つので、気をつけましょう。
自分から行動をおこさせるために、おやつを効果的に使うようにしてください。
※ご注意※
この場合のおやつは、くだものや乾燥パパイヤ、乾燥にんじんなどのうさぎのためのおやつです。舐める程度の大きさでよいのです。あげすぎないように気をつけましょう。
人間の食べるおやつは絶対に与えないで下さい。ショック症状をおこすことがあります。
【特記事項】
草食動物には捕まって食べられるときに苦しまないで済む様に自分から死ぬ本能があり、特に体力がない時に獣医さんでぎゅっと捕まれた拍子に死んでしまう事故があると聞きます。
通常はほとんどありませんが覚えておいて下さい。