※ネット上で見る事ができるうさぎ情報もあります。
・・・・行き届いた飼育書をネット上で読むことが出来ます。
・「すすきの動物病院」HP内「うさぎの情報」
・
・・・ものすごい情報量です。 |
上記☆印の本は一部「はじめてうさぎを飼う方へ」のお薦め通販ショップにて通信販売でのお求めが可能です。それ以外の本はヤマトブックサービスでもお求めになれます。
本の題名と著者、出版会社でお近くの本屋さんから取り寄せる事も出来ます。
その場合は送料はかかりません(^_^)
飼育書が古いと古い情報しかなく、間違ったお世話の仕方をしてしまう危険があります。
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Q2:生後2ヶ月過ぎた仔をお迎えするのが良いのは何故ですか?
A: 離乳して、健康面でも太鼓判が押せるのは生後2ヶ月。
仔うさぎの飲む母うさぎの母乳は特別なもので、うさぎに必要な免疫をこのときに体内に貰い受けます。
このため、最低40日間は母うさぎの元を離してはいけません。
また、仔うさぎは体温を自分で保持するのが難しく、急に一匹で広いケージに入れられると、寒さからあっと言う間に衰弱してしまいます。環境の変化にも弱いので、衰弱に拍車がかかり、あっという間に死んでしまうことがあります。
慣れない飼主さんは、このときのささやかなうさぎの変化に気付くことが出来ないのです。
生後2ヶ月を過ぎますと、うさぎ自身も安定しますし、体力もついてきて、飼いやすくなります。
(まだまだ子供ですから油断は出来ませんが。)
まず、うさぎを販売している所にマメに通い、生まれた仔を見せてもらいましょう。
そして、お迎えしたい仔と巡り合ったら、引き取りたい旨をショップに伝え、生後2ヶ月を過ぎるまでショップの人に育ててもらいます。
うさぎに詳しい専門店であれば、生後2ヶ月満たない仔は基本的に販売しませんので、上記申し出を快く受けて下さいます。
引き取るまでの間はあなたがうさぎに会いに行きましょう。(カメラも忘れずに(^_-)ネッ)
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Q3:うさぎを「羽」と数えないのは何故ですか?
A:無理に「羽」と数えるのは不自然と言われるようになりました。
うさぎを「羽」と数えた由来は、諸説有りますが、動物の肉を食べてはいけない時代に、鳥の肉ならば許されたため、うさぎを「羽」と数える事で鳥として食べたという話が有名です。
現代では、うさぎを無理やり「羽」と数えるのは不自然と言われていますので、リーフレットをはじめ、うさネットでは「匹」のほうを使用しています。
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Q4:うさぎはどのように飼うのがよいですか?
A:色んな飼い方があります。ライフスタイルに合わせましょう。
うさぎの飼い方は色々あり、室内でも、庭がある場合は屋外に小屋を建てて飼うことも出来ますが、うさぎを身近で可愛がるには室内飼いが良いと思われます。
飼育書など参考にして、ライフスタイルにあった飼育法を検討してみて下さい。
参考までに室内飼いの場合の飼い方のパターンをいくつか挙げます。
*ケージ飼い・・・1日のほとんどをケージで飼い
、運動とスキンシップの時間を必ず儲けて、そのときは部屋に放す飼い方です。ケージでのんびりできるように、充分な広さと、ケージの衛生管理が大切です。
*ケージ&サークル飼い・・・ケージだけでは狭すぎる場合、ケージをサークルで囲んで、その中で自由に遊ばせる飼い方。隙間からの脱走、サークルをジャンプして飛び越える仔もいるので注意が必要です。
*寝るとき以外放し飼い・・・夜寝るときにケージに入れ、あとは室内で自由に遊ばせておきます。部屋に危険物を置かない事や、掃除をまめにする事や、かじられ防止を徹底するなど充分すぎるほどの心配りが必要です。
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Q5:うさぎは何故、夕方見に行くと良いのですか?
A:行動時間が夜だからです。
夜行性と表現されますが、厳密に言うと違うそうです。
うさぎは草食動物で野性の世界では 弱い(食べられる)立場であることから必然的に活動時間が夜と朝方に範囲が狭まれてしまうだけであって、それは夜行性とは
言えないそうです。
ただ、夜のほうが元気が良いと言うことは間違いがありません。
昼間は寝ていることが多いですし、動いたとしても夜のほうが断然元気です。
うさぎに詳しいうさぎ専門ショップは営業時間も11時ごろから〜夜8時ごろまでとしています。夜のほうが本来の姿が見られるということを販売側も良く知っているからだと思われます。
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Q6:アレルギーを調べてもらうにはどうしたらよいのですか?
A:皮膚科でパッチテスト、内科では血液検査で調べることが出来ます。
アレルゲンの項目に「家兎」とあります。
パッチテストは検査当日に結果がわかり、血液検査は1週間かかとのこと。湿疹は皮膚科、呼吸器系は内科循環器科、目は眼科で検査ができます。
保険がきかない検査なので、金額はあらかじめ病院に聞いた方が良いと思います。
(1項目検査なので、数千円くらい。驚くような金額ではないとのこと)
アレルギー体質の人の場合は、うさぎを飼い始めるのと同時に反応が出ることが少なくないようです。
また 、うさぎに大切な牧草(チモシー)は花粉症のアレルゲンとされるオオアワガエリで、オーチャードグラスもアレルゲンのカモガヤの事だということを知っておいてください。詳しい事はこちら。
ただし、ひどい花粉症の人でもうさぎも牧草も全然平気と言う場合もあります。
ペットショップで皮膚が痒くなる、くしゃみが止まらない、目が痒くなる等の反応が出た方は、原因はともかくアレルギー反応と見てうさぎを飼うのは慎重に検討しましょう。元々何らかのアレルギーがある方も、調べた方が良いと思います。
飼いはじめてから手離すのはうさぎにとっても飼主にとっても辛い選択です。
ちなみに、検査の事は東京都 国立市 北口駅前 徒歩1分にある「国立北クリニック」(内科・循環器科・アレルギー科)の先生からお話を伺いました。
診療終了の1時間前、夜7時までに行けば検査して下さるそうです。
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Q7:アレルギーだと絶対に飼う事は出来ませんか?
A:飼う人次第ですが、うさぎを最後まで飼えるか充分考えて下さいね。
うさぎの寿命は7年から10年、ギネスでは18年のご長寿うさぎもいます。
アレルギーをお持ちの方の中には、うさぎ専用の部屋を用意して、スキンシップと運動の時間だけメガネ、マスク、帽子、長袖、手袋の完全装備で触れ合うなど工夫されている方もいるそうです。飼主さんの責任感とうさぎを好きな気持ちが伝わる話ですが、7年以上も継続するのは容易ではないことだと思います。
飼った事でひどくなり、喘息にまで発展することがありますので、アレルギー体質の方はうさぎを飼う前に、人医でのパッチテスト、血液検査を受け先生に相談してみましょう。
飼いはじめてから反応が出てしまった方は、上記のように工夫して接触をもたれるか、あるいは責任を持って別の飼主を探しましょう。
※喘息を持っていても、部屋の掃除、洗濯機のカビ防止、ぬいぐるみの排除、布団・衣類をアレルギー対応に変更などで改善され、うさぎと暮らせている方もいます。うさぎが発症のきっかけでも、原因がうさぎに限らないことも知っておいてください。
以下のサイトでは里親募集を呼びかけることが出来ます。
※里親探しは注意事項をよく読んで、
ずっと連絡の取れる方にお譲りしましょう。
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Q8:うさぎ同士を同じケージで飼えないのは何故ですか?
A:縄張り意識が強いからです。
学校で飼育されていたうさぎの記憶から、同じケージで飼う人も少なくないようですが、本来は個別のケージで飼う事が望ましいのです。
うさぎは縄張り意識が大変強く、他のうさぎが自分の縄張りに入ると、大変なストレスを感じてしまう生き物なのです。親子間でも大きくなるに連れストレスを感じるようになり、脱毛症になる仔もいるくらいです。
特にオス同士の場合はそれがひどく、序列をつけるために大ゲンカをします。
ストレスは、ペットの寿命に少なからず影響を与えます。
うさぎの心の健康、体の健康のためにもケージは別にして、できればお互いの存在がわからないくらい距離をおくか、ついたてで目隠しなどするくらいの配慮が必要です。
部屋でお散歩させるときも、時間差をもうけ、片方が散歩しているときはケージに目隠しをするなど工夫しますと、個々のうさぎの心が安らぎます。
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Q9:他の動物(犬・猫等)と一緒に飼いたいのですが。
A:飼育環境の衛生と、健康管理、縄張りは確保してあげましょう。
多頭飼いはできない事はありません。
ただ、うさぎはストレスを感じる動物であることは先に述べたとおりです。
先住の動物か、後から来た動物かで、うさぎの中の序列意識が変わります。
うさぎが先住なのに、その縄張りに他の動物がくる事は望ましい事ではなく、ストレスとなりますので、なるべくうさぎはケージの中で飼い、縄張りを確保してあげましょう。
また、弱い立場の動物なので、
怖い思いをさせないであげてください。
遊んでいるように見えて怖がっている事が多いのです。
動物が多いと掃除も大変です。健康管理も気をつけなくてはいけません。
寿命も7年から10年といわれています。
ずっと変らずお世話できるかどうか、充分考えて見てからでも遅くはありません。
最近は動物用の保険も登場しています。
全国の動物病院で保険証を見せれば半額で済むそうです。ご参考までに。
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Q10:下痢便というのはどの程度のものですか?
A:形にならない水様性のもので「臭い」です。
ただし、素人判断は大変危険ですので、 通常の乾燥したコロコロ糞と違う軟糞が出たら獣医師に相談して下さい。
水様性のものは危険といわれます。しかも「臭い」です。
草食動物の糞は普段さほど臭くありません。臭くなるという事は、腸内の調子が悪い証拠です。
他に下痢に近い軟糞として、 深緑の大きなもの、ぶどう状に粒粒が付いたもの等有ります。これらは食糞用の軟糞がもれ出たものと思われますが、腸の具合が悪くて出てしまう事もあるそうです。また、ペレットを与えすぎ、ペレットがうさぎに合わない場合も軟糞が出るそうです。一応容器に入れて、獣医師に診てもらうほうがよいでしょう。
食餌を見直さなくてはいけないかもしれません。
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Q11:何故、キャベツとにんじんは「少なめ」なのですか?
A:お腹を壊しやすいのとカルシウム、糖質が多いからです。
にんじんはカルシウムと糖質が多く結石と肥満の元です。
キャベツはお腹で発酵し下痢しやすいと言われます。
白菜、レタスも水分が多いことから下痢しやすいと言われます。
仔うさぎの下痢による衰弱、体力の消耗の怖さはQ19〜21の所を読んでみて下さい。
・・・あげてよい野菜、いけない野菜、その理由まで詳しく書かれています。ご一読ください。 |
にんじんもキャベツもうさぎが好きな野菜で、比較的家庭にいつもある野菜です。
ですので、「あげ過ぎ」「食べ過ぎ」になる可能性を防ぐためにも量を制限する必要があり、「少なめ」と表示しました。
特に、仔うさぎのときは水分の多い野菜はあげないくらいのほうが良いとも言われるので、健康管理と平行して獣医師に食餌の指導を受けるのが一番だと思います。
新鮮な色んな種類の野菜を少しずつ変化をつけて与えるのがバランスの点ではベストです。 同じものを連続して与えないように気をつけましょう。
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Q12:ペレットと野菜のバランスとはどういうことですか?
A:栄養過多にしないということです。
食餌内容に関しては獣医師さんで色々な意見に分かれますし、うさぎさんの個体差もあります。
ただ言えることとしては、大人のうさぎの場合の栄養過多はよくありません。
大まかに2つに分けると以下の通りです。(あくまで参考です。)
@牧草無制限、他に新鮮な野菜を朝と夜の2回、1回の食餌で体重1キロに対して50g程度与える。ペレットはおやつ程度、体重1キロに対して5g程度を1日2回与える。
この場合の野菜は3種以上(5種程度まで)で、毎回違う種類の野菜をあげるのが良いそうです。毎回同じ野菜では栄養が偏るため。
A牧草無制限、他に体重1キロに対して4%のペレットを1日2回に分けて与える。
野菜は1日1回おやつ程度に与える。(2種の野菜を葉っぱ2枚程度)
大人のうさぎは牧草と野菜のみの食餌で充分とおっしゃる先生もおられます。
ただし、この場合は野菜の管理が大変で、3種以上で毎回違うもので変化をつけないと微量栄養素が摂れないので、気をつけてください。
・・・大変詳しく細かく
うさぎさんの食餌の事が書かれています。ぜひご一読ください。 |
牧草無制限は共通していますが、ペレットも野菜も両方を沢山与えるのは栄養の摂り過ぎ、食べすぎです。
特にペレットはメーカーや種類で成分が大きく違うので、その場合は与える分量の計算も変わってきます。
ペレットの種類がその仔に合わないとか、牧草大嫌いな仔もいますので、信頼できる獣医師に相談し、食餌を指導してもらうのが一番良いと思います。
【重要】
食餌の切り替え(ダイエットも含め)の注意点は急激にやらない事!です。 ペレットを沢山食べていた翌日から急にペレットを減らし牧草食にするのは絶対にやめましょう。
内臓が対応できなくなることから逆に体を悪くしてしまいます。 野菜とのバランスを考えて徐々にペレットの量を減らし、牧草を増やし、牧草は常に食べれるようにしてあげて下さい。
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《ご注意》
※生後6ヶ月くらいまでの仔うさぎは成長期です。
特に離乳してから生後3ヶ月を過ぎるまでは、体を冷やす水気の多い野菜はあげないで、栄養豊富な仔うさぎ用のペレットと牧草をたっぷり与え、体力をつけてあげましょう。
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Q13:ペットショップで食べていたペレットと同じものを引き続きあげるのは何故ですか?
A:急に食べた事が無い味のペレットを出されると、食べなくなってしまう事があるからです。
うさぎさんはデリケートで、環境の急激な変化にすぐについてゆけません。(個体差は有ります)
飼主になついたうさぎでも、新しい味のペレットはすぐに食べない事が多いです。
ペレットの切り替えは、徐々に行なうのが自然でよいのです。
最初は今までのものに数粒新しいペレットを混ぜ、それを食べてくれたら、徐々に新しいペレットの量を増やしてゆきます。
うさぎさんは、最初のうち、数粒混ぜたペレットを見事に選別して残します。
その残しがなくなってきたら、徐々に量を増やしましょう。
最初から気付かずに食べてくれる仔はまれです。
中には今までと同じペレットでも
、環境の変化から食べてくれなくなる仔もいます。
そういう仔には、リンゴなどのくだものをひとかけあげてみてください。
食べ始めるきっかけになるかもしれません。
ただし、あげすぎには注意しましょう。
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Q14:ペレット選びで気をつける点は?
A:繊維質が豊富で、低カルシウム。
脂肪とたんぱく質がほどよいペレットを少量で購入しましょう。
細かい目安は仔うさぎと大人のウサギとお年寄りのうさぎで違うので、最新の飼育書を参考にして下さい。
賞味期限がありますので、1.5キロ程度の密封されたペレットを購入するのが良いです。
獣医師さんでも購入できます。
ハードタイプとソフトタイプと有りますが、ペレットで歯が削れる事はあまり期待できないので、うさぎの好みで良いと思います。
何回も書きますが、生後3ヶ月までの仔うさぎは仔うさぎ用の栄養豊富なペレットを与え、徐々に大人向けのペレットに切り替えてゆきます。
1日2回の食餌タイムを除いては、無制限の牧草を与えることで、早いうちから牧草もちゃんと食べられる仔に育ててあげましょう。
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Q15:牧草はなぜ大切なのですか?
A:うさぎの歯を削り(※注2不正咬合)、腸の調子を整えます。香りが良くストレス解消も期待できます。
牧草はうさぎにとって一番自然な食事と言っても過言ではありません。
繊維質を良くとり、腸の調子を整える事で、※注1毛球症(もうきゅうしょう)を予防します。
ひとくちに牧草と言ってもいろんな種類があります。
チモシー牧草(イネ科)、アルファルファ牧草(マメ科)、スーダングラス(イネ科)、オーチャードグラス(イネ科)、オーツヘイ(ムギ科)等々
繊維質の点ではどれも良いのですが、低たんぱく、低カルシウムと言う点で、イネ科のチモシーが優れています。
ただ、食いつきという点では必ずしも良いとはいえません。
チモシーを食べない仔も、他の牧草ならば食べるかもしれませんし、収穫時期や場所の違いで同じ種類でも味が違うらしいので、「食べない」仔にもあきらめないで色々試してみてください。
あと、理由は不明ですがロングのチモシーのほうがショートのチモシーよりも食いつきが良いです。 ロングの牧草を食べている姿は可愛いですよ。
特に穂先の付いた部分を好む仔が多くて面白いです。
牧草によっては与える量や部位に注意点があることがあります。
購入時に注意点をよく読みましょう。
夏場の湿気によるカビ、虫の発生には気をつけましょう。
牧草に関して 大変詳しく説明が書かれているホームページがありますので(通販案内も充実)ご紹介します。一度目を通してみて下さい。
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※注1《毛球症》
胃の中に毛繕いで飲み込んだ毛がたまり、排泄されずに大きく球状になってしまうことで、食欲不振、元気消失、下痢もしくは糞便の減少等が見られ、衰弱してしまう病気です。大きなものは開腹手術で取り出すしかありません。
腸の閉塞では急死と言う可能性もあります。
獣医さんでの健診で触診による早期発見もできますし、普段から
繊維質の多い食餌を心がけ、肥満させないように気をつけて、適度な運動とブラッシングをマメにすることである程度予防することもできます。
良く見かける市販の毛球症予防のドライパパイヤ、ドライパインなどはあまり効果は期待できません。
むしろ日頃からのブラッシングと牧草中心の食餌、運動が大切と言われています。
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※注2《不正咬合》
うさぎの歯は一生伸び続けます。
上下の歯が上手くかみ合わさり、擦り合わせていれば牧草や木をかじる事で上手く摩滅し適切な長さが保たれます。
ところが、何らかの理由で歯のかみ合わせが悪く、正常な歯の摩滅が出来ないと、歯が異常な方向に伸びてしまいます。このことを 不正咬合と言います。
食欲不振、元気消失、痩せる、よだれを流す、口臭がある、口から食べ物を落とす、など少しでも様子が見られたら、歯の健診を受けましょう。
ひどくなると何も食べられなくなり、アゴが化膿して腫れたり、目が飛び出てくる場合もあります。
治療は、歯を削る、ひどい場合は抜歯になります。
原因は先天的なものと後天的なものとあります。
後天的なものは、普段の食生活で充分防げますので、牧草をたっぷり食べさせ、ケージなどの網をかじらせないように気をつけましょう。
先天的なものは小型種の場合に多く、これは食餌でも防げない事があります。
獣医師の健診では、歯のチェックが必ずありますのでネザーランドドワーフ等小型の仔はマメに獣医師に歯を診て貰いましょう。
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Q16:あげてはいけない野菜の理由はなんですか?
A:うさぎの体にとって有害な物質が含まれています。
うさぎにとって理想的な野菜は、繊維質が豊富で微量栄養素が摂取できる新鮮なものです。それ以外の余計な成分は体に負担をかける上に、有害な成分が中毒症状をまねきます。たまねぎ・ニラ・ネギ・にんにく・豆類・ジャガイモなどの類はあげないで下さい。
また、疑わしい野菜はあげる前に獣医師に聞きましょう。
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Q17:食べてはいけない観葉植物・野草はどんなものですか?
A:
うさぎは自分で有害な植物を見分ける能力がありません。
その上、現在では野草も農薬や枯葉剤などかかっている事があり、危険ですのでわざわざ与えなくても良いようにも思います。
与えていけない野草は、アサガオ・すずらん・彼岸花・スイセン・セイタカアワダチソウ・クロッカスなど沢山あります。植物図鑑で調べると有害植物は出ています。
観葉植物は種類が豊富で、よくわからないものが多いので、食べさせないようにするのが安全です。
ハーブ等を自家栽培して与えると喜びますし一番安心です。
Q18:ブラッシングが上手く出来ません
A:
なでなでタイムで気持ちよくブラッシング
落ち着きの無い仔や、抱っこが嫌いな仔はブラッシングが上手にいきません。
鼻筋から腰にかけてゆっくり撫でて、気持ちよくさせている間に、手をブラシに持ち替えて、そっとブラッシングをして見ましょう。
床に落ちた毛は粘着式カーペットクリーナーで簡単に掃除できます。
飼主が手を洗い、その手が半乾きの状態で撫でるだけでも割とよく取れます。
何もせず撫でるだけでも少しずつ取れますので、苦手だからとあきらめないで下さい。
抜け毛を食べてしまうことを防ぎましょう。
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Q19:検便に何故フンだけを持参するのですか?うさぎを連れてってはいけないのですか?
A:
もちろん、仔うさぎでも、見るからに具合が悪い、下痢している、食欲が無い等症状が出ているときはすぐに連れて行くべきです。
ただ、見るからに健康な仔うさぎ(生後3ヶ月以下の仔)は、新しいおうちと飼主さんになじむまで、過剰なストレスを与えない方が良いと思われます。
それと、仕事帰りや休みの日にうさぎを連れて獣医師に行くのをおっくうに思い、先延ばしにした結果、ある日突然具合が悪くなり、病院に出向いたときには「手遅れ」と言うことは本当によくある話です。
フンを持参する方が獣医師に行きやすいし、先生にも会うことができるので、信頼して検診をお任せできるような獣医師さんをそのときに探すこともできます。
持参するフンは新鮮なほうが良いです。
獣医師にはかかる前に電話を入れると良いですよ。
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Q20:コクシジウムってなんですか?※注3《コクシジウム》
A:コクシジウムとはゾウリムシやアメーバなど単細胞の下等動物である原虫の一種です。
糞便とともに排出されたコクシジウムを経口摂取(口から摂取)する事で感染し、発症する病気を「コクシジウム症」と言います。
健康なうさぎでも比較的感染しているものですが、体力があれば発病しません。
検便でコクシジウムが見つかっても、 症状が出ていなければ慌てることはありませんが、体力の無い仔うさぎのうちは注意が必要ですので、獣医師さんの指示に従って下さい。
大きく分けて、肝臓と腸に寄生するものとあります。
生後3ヶ月以下の仔うさぎが感染して発症した場合、衰弱しあっけなく死亡してしまう事が多いです。
またリーフレットにあるように「病気をかくすがんばりやさん」であるうさぎは、具合が悪いのを表に出したときには手遅れです。
早期に発見してさえいれば、投薬治療で大事になる前に駆虫する事が出来ます。
出したての糞だけを持参して獣医師に検査してもらうことでも発見できますから、仔うさぎをおうちにお迎えしたら獣医師で検便してもらうと良いと思います。
(ただし、コクシジウムは発見されたりされなかったりします。また、一度駆虫しても油断できないものなので、生後3ヶ月までの間には定期的に糞だけの検便を受けておくと良いと思います)
うさぎを飼うときに信頼できる獣医師さんの存在は大切です。
検便で何もなければ、次はうさぎが生後3ヶ月を過ぎ落ち着いてきた頃に健康診断へ行きましょう。
飼育環境や食餌の事など先生に指導を受けることが大切です。
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Q21:コクシジウムが見つかったらどうしたらよいのですか?
A:発症してもしていなくても、コクシジウムが見つかったら、投薬での駆虫と平行して飼育環境の徹底洗浄、消毒、部屋の大掃除をします。
まず、コクシジウムが見つかっても症状が出ていなければ慌てることはないということを先に申し上げておきます。
健康なうさぎでも比較的感染しているものですが、体力があれば発病しません。
先生から指導があると思いますが、生後3ヶ月を満たない仔うさぎは駆虫したほうが安心です。
ただし、うさぎ自身の体から駆虫されても、ケージや水のみ、餌入れ、トイレ、部屋などにコクシジウムが残っていれば、再び感染してしまいます。
うさぎの身の回りのものは、洗浄し、熱湯消毒し、乾燥。部屋の中は掃除機で大掃除をし、器具を消毒する消毒液(ピューラックスを使用方法に基づき薄めたものなど)をスプレーでかけ、再度感染しないようにして下さい。
また、生後3ヶ月までの仔うさぎは、寒さに弱いです。保温をきっちりしてあげましょう。
衰弱し、体力がなくなった隙に発症するので、飼育方法に間違いがないか常日頃から確認して下さいね。
※保温は、ヒーターをつけるほどの季節でないときは、牧草をケージの床に敷き詰めてあげると保温効果が高まりますし、ケージに布をかけてあげるのも風が来ないので良いです。ダンボールも保温効果が高いそうです。
体を冷やす水気の多い野菜はあげないで、仔うさぎ用の栄養豊富なペレットと牧草をたっぷり与え、体力をつけてあげて下さい。
信頼できる獣医師に食餌と飼育環境の指導をきっちり受けましょう。
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